こんにちは!
関西大学馬術部4年生の尼岸です。
新1年生の皆様、遅ればせながら、ご入学おめでとうございます。
このHPを閲覧しにきてくれたということは、少なからず馬術部に興味を持ってくれていることと思います。ですが、一般的に「馬術部」を具体的にイメージ出来る人はあまりいないでしょう。最近ではマンガの「銀の匙」で知っている人もいるみたいですが・・・・・
そこで!このブログでは、馬術部のあれこれを紹介していこうと思います!
初回となる今回は、「馬術部の一日」を紹介します。
AM7:30 集合
関西大学高槻キャンパス内にある馬場が、私たちの活動場所です。朝の7:30に、ここに集合します。
おはようございます☀
(と馬が思っているかはわかりませんが)
ともかくも馬をお部屋(馬房)から出します。たまに熟睡していて起きてくれない子もいます・・・
馬装(ばそう)
馬をブラッシングなどで軽くきれいにし、鞍や頭絡、手綱などの馬具をつけることを「馬装」といいます。入部した一年生は、まずこの馬装のやり方を先輩に教わります。馬によって馬具が少しずつ違うので、徐々に覚えていきます。
これが「鞍」です
この「鞍」を馬に乗せ、乗り手はここに座ります。これも皮で出来ています。乗馬クラブなどでは個人所有が多いと聞きますが、馬術部では部の備品の鞍があるので、当然購入したりする必要はありません。
馬の運動(FW)
馬装が終わったら、いよいよ馬に乗って馬場に出ます。常歩(なみあし:馬を歩かせる)、軽速歩(けいはやあし:馬上で馬のリズムに合わせて立ったり座ったりする)、駆歩(かけあし:馬を走らせる)の三つの走法をすることをFW(フラットワーク)といいます。準備運動のようなものです。
馬術は「馬に乗って行う」、とても特殊なスポーツです。そのため、一日の練習で「出来るまでとことん練習する」ことは出来ません。馬が疲れてしまうからです。
限られた練習時間のなか、みんな真剣に乗っています!
馬の運動(障害)
FWが終わったら、障害の練習をすることもあります。これは「クロス障害」という障害で、初心者はまずこれを飛ぶところから障害の練習を始めます。経験者や先輩が一から指導をするので、早い人で一年生の夏ごろには障害の練習を始めます。
馬の手入れ
練習が終わると、馬具を外し、手入れをします。馬が汗をかいていたら全身を洗いますし、障害の練習をみっちりやった後は脚を冷やしてあげます。馬はデリケートな生き物なので、「脚は腫れていないかな?」「けがをしていないかな?」など手入れをしながらチェックします。
暑い日は冷たい水でシャワー!
人間も浴びたいぐらいです・・・・
おつかれさまのりんごタイム♪
馬術部の活動は主に「馬の運動」(練習)と「厩舎作業」。
ここからは、あまり注目されることのない「厩舎作業」を紹介します。
馬術部では、馬に乗るだけでなく、お世話の部分もとても重要です。
馬房掃(ばぼうそう)
とても大切な作業のひとつ。
馬が一日の大半を過ごすお部屋「馬房」の掃除をします。床に敷いてあるオガの汚れた部分を取って、捨てて、新しいオガを足してあげて・・・
最初はみんな時間がかかりますが、慣れれば流れるような動きでできるようになりますよ!
「きれいにしてくれて
ありがとう!」
※馬は草食動物なので基本立ったまま寝ますが、馬術部の馬たちは(野生を忘れて)ときどき横たわって寝ています。
餌づくり
これも毎日の大切な作業です。
年齢や運動メニュー、体調に合わせて、馬たちには1頭1頭ちがった餌を食べています。そのため1頭ずつ、それぞれのバケツに餌を配合していれてあげるのが「餌づくり」。これまた毎日の作業なので、手慣れた部員たちはスピーディに行います!
こんな作業も・・・
お天気のいい日には、ゼッケンやタオルなどを洗濯したりすることもあります(*'▽')
(←ゼッケン洗濯中)
その他に、厩舎の掃き掃除なども、部員全員で手分けして行います。
AM11:00 終了
馬たちにお昼ごはんをあげて、一日の主な活動が終了します。平日で授業があるときは、おのおの授業に行く時間になったら抜けていきます。
いかがでしょうか?
馬術部のおおまかな活動がお分かりいただけたでしょうか。
朝起きるのは、慣れるまでちょっとしんどいかもしれません。
でも、その分早く終わるので、お昼以降の時間は有効活用できます!
部員のほとんどがアルバイトをしていますし、ライブに行ったり遊びに行ったりすることももちろんできます(*'▽')
次回のブログは、ドキドキ厩舎案内!です。
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